HEAT20では新たに戸建住宅向け『夏期・中間期の外皮性能水準』 G-A、G-Bが提案されています。
2024年も暑い夏だった、と思いますが、予測されていた通り、2025年はさらにそれを上回った暑さだったように思います。
気候変動により、空調依存が高まり、外気温が上昇するという、冷暖房エネルギーは増加するばかりです。しかしながら、カーボンニュートラル実現しなければならない。
つまり、より省エネ性能の高い建物を造らなくてはいけません。
そんな中、HEAT20では、新たな基準が提案されていますので、ご紹介します。
是非、ご覧ください。
(HEAT20 HPより引用)
住宅シナリオと外皮性能水準 | HEAT20【トップ】/2020年を見据えた住宅の高断熱化技術開発委員会公式サイト
近年の気候変動の影響は暖冬化のほか、夏期・中間期にも顕著に表れており、住宅外皮の高断熱化も相まって日射遮蔽などが適切に行われていない住宅では、冷房期間と冷房負荷の大幅な増加が懸念されます。
HEAT20ではこれらの問題に対して検討を行い、
2025年7月、冬期を対象に外皮が目指すべき性能水準(G1・G2・G3)に加え、
新たに、夏期・中間期に関して建築力(日射遮蔽、外気冷房)で対応すべき2つの性能水準(G-A・G-B)を提案することにしました。
2つの性能水準(G-A・G-B)は、
全館連続冷房モードにおける夏期・中間期を含めた全冷房期間の冷房顕熱負荷の削減率が、平成28年省エネ基準適合住宅と比べてそれぞれ以下の削減率を満たす必要があります。どちらの場合でも、望ましくは、中間期に対しては日射遮蔽強化や外気冷房などを行うことで、
「中間期の冷房負荷(「外気温<室温」で発生する中間期型の冷房顕熱負荷)が平成28年省エネ基準適合住宅の冷房負荷より増えないこと」としております。